Gnusは、情報を表示したり返信コマンドのために、複数のバッファーを使用します。もっとも一般的に使用される3つのGnusバッファーはグループバッファー(group buffer)、サマリーバッファー(summary buffer)、アーティクルバッファー(article buffer)です。
グループバッファーは、アーティクルソースのリスト(たとえばニュースグループや電子メールのinbox)を含んでおり、それらはグループとして参照されます。これはGnusを開始したときに最初に表示されるバッファーです。これは通常、あなたが登録したグループと、未読のアーティクルだけを表示します。このバッファーから、読みたいグループを選択できます。
サマリーバッファーは1つのグループのアーティクルをリストし、1行に1つのアーティクルを表示します。デフォルトでは、アーティクルの作者、subject、 行数が表示されますが、これはカスタマイズできます。Summary Buffer Format in The Gnus Manualを参照してください。 サマリーバッファーは、グループバッファーでグループを選択すると作成され、グループを抜けるとkillされます。
サマリーバッファーから、閲覧するアーティクルを選択できます。アーティクルはアーティクルバッファーで表示されます。通常のGnusの使い方では、このバッファーを閲覧はしますが選択はしません — すべての便利なGnusコマンドはサマリーバッファーから呼び出すことができます。しかし望むなら、アーティクルバッファーを選択して、そこからGnusコマンドを実行することもできます。