あなたのシステムがUsenetニュースをよむためにセットアップされていれば、Gnusを始めるのは簡単です — M-x gnusとタイプするだけです。
起動時に、Gnusはホームディレクトリーにある.newsrcという名前のニュース初期化ファイル(news
initialization
file)を読み込みます。これにはあなたのUsenetニュースグループと購読状況がリストされています(これはGnus固有のファイルではありません。他の多くのニュースリーダープログラムにより使用されています)。その後システムのデフォルトのニュースサーバーへの接続を試みます。これは通常、環境変数NNTPSERVER
により指定されます。
あなたのシステムがデフォルトのニュースサーバーをもっていない場合、または電子メールを読むためにGnusを使いたい場合は、M-x
gnusを呼び出す前に、どこでニュースおよび/またはメールを取得するか、Gnusに指示する必要があります。これを行なうには、変数gnus-select-method
および/またはgnus-secondary-select-methods
をカスタマイズします。
Finding the News in The Gnus Manualを参照してください。
1度Gnusを開始すると、グループバッファーを表示します。デフォルトでは少数のsubscribedグループ(subscribed groups: 登録されたグループ)だけが表示されます。他の状態 — unsubscribed、killed、zombie — のグループは表示されません。最初にGnusを開始したとき、登録していないグループはkilledグループになります。その後にニュースサーバーに現れたグループはzombieグループになります。
先に進むには、グループバッファーでグループを選択して、そのグループのサマリーバッファーを開かなければなりません。その後サマリーバッファーのアーティクルを選択して、別のウィンドウでアーティクルバッファーを閲覧します。以下のセクションでは、これを行なうための、グループバッファーとサマリーバッファーの使用について説明します。
Gnusを終了するには、グループバッファーでqとタイプします。これは自動的にグループの状態をファイル.newsrcト.newsrc.eldに記録するので、その後のGnusセッションでも効果があります。