28.12.3 Cの欲張りな削除機能

ポイント位置の空白文字のブロック全体を削除したい場合は、hungry deletion(欲張りな削除)を使うことができます。これはポイントの前後の、一連の空白文字を1回の操作で削除します。空白文字(whitespace)にはタブと改行が含まれますが、コメントとプリプロセッサーコマンドは含まれません。

C-c C-DEL
C-c DEL

ポイントの前の空白文字のブロック全体を削除します(c-hungry-delete-backwards)。

C-c C-d
C-c C-Delete
C-c Delete

ポイントの後の空白文字のブロック全体を削除します(c-hungry-delete-forward)。

上記のコマンドのかわりに、hungry deleteモードを有効にすることができます。この機能が有効な場合(モードラインのモード名の後に‘/’と‘h’が示されます)、1回のDELで1つのスペースではなくポイントの前に続くすべての空白文字を削除し、C-d(Deleteではありません)でポイントの後に続くすべての空白文字を削除します。

M-x c-toggle-hungry-state

hungry-delete機能を切り替えます(c-toggle-hungry-state)。このコマンドにプレフィクス引数を指定した場合、正の場合はhungry-delete機能をオン、負の場合はオフにします。

変数c-hungry-delete-keyは、hungry-delete機能を有効にするかを制御します。

This page has generated for branch:work/emacs-30_69b16e5c63840479270d32f58daea923fe725b90, commit:5e3f74b56ff47b5bcef2526c70f53f749bbd45f6 to check Japanese translation.