ポイント位置の空白文字のブロック全体を削除したい場合は、hungry deletion(欲張りな削除)を使うことができます。これはポイントの前後の、一連の空白文字を1回の操作で削除します。空白文字(whitespace)にはタブと改行が含まれますが、コメントとプリプロセッサーコマンドは含まれません。
ポイントの前の空白文字のブロック全体を削除します(c-hungry-delete-backwards
)。
ポイントの後の空白文字のブロック全体を削除します(c-hungry-delete-forward
)。
上記のコマンドのかわりに、hungry deleteモードを有効にすることができます。この機能が有効な場合(モードラインのモード名の後に‘/’と‘h’が示されます)、1回のDELで1つのスペースではなくポイントの前に続くすべての空白文字を削除し、C-d(Deleteではありません)でポイントの後に続くすべての空白文字を削除します。
hungry-delete機能を切り替えます(c-toggle-hungry-state
)。このコマンドにプレフィクス引数を指定した場合、正の場合はhungry-delete機能をオン、負の場合はオフにします。
変数c-hungry-delete-key
は、hungry-delete機能を有効にするかを制御します。