ほとんどのウィンドウマネージャーでは、Emacsフレームをアイコン化(または“最小化”)して、見えなくすることができます。いくつかのウィンドウマネージャーでは、他のウィンドウマネージャーがアイコン化されたウィンドウを完全に見えなくするのにたいして、アイコン化されたウィンドウを小さなアイコンでおきかえるものもあります。‘-iconic’オプションは、フレームをすぐに表示するのではなく、アイコン化された状態で実行を開始するよう、Emacsに指示します。テキストフレームはアイコン化の解除(または“最小化の解除”)をするまで表示されません。
デフォルトでは、EmacsはEmacsロゴを含むアイコンを使用します。Gnomeのようなデスクトップ環境では、このアイコンは他のコンテキスト、たとえばEmacsフレームに切り替えるときにも表示されます。‘-nbi’または‘--no-bitmap-icon’オプションは、使用するアイコンの種類をウィンドウマネージャーに選択させるよう、Emacsに指示します。通常これはフレームのタイトルを含んだ、ただの矩形です。