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26.4 インデントの便利な機能

変数tab-always-indentは、TAB (indent-for-tab-command)コマンドの動作を微調整します。デフォルト値はtで、これはインデントで説明した動作を与えます。値をシンボルcompleteに変更すると、TABは最初にカレント行のインデントを試みます、すでにその行がインデントされている場合、このコマンドはポイント位置のテキストの補完を試みます(シンボル名の補完を参照してください)。値がnilの場合、TABはポイントが行の左端かインデント位置にあるときだけインデントを行い、それ以外はタブ文字を挿入します。

tab-always-indentcompleteの場合には、tab-first-completion変数を通じて展開するか、それともインデントするかを更にカスタマイズできます。たとえばこの変数がeolなら、ポイントが行末にある場合のみ補完します。詳細はMode-Specific Indent in The Emacs Lisp Reference Manualを参照してください。

Electric Indentモードはグローバルなマイナーモードで、これはRETをタイプしたあと自動的にインデントを行います。このモードはデフォルトで有効です。このマイナーモードを切り替えるには、M-x electric-indent-modeとタイプします。1つのバッファーにたいしてモードを切り替えるには、M-x electric-indent-local-modeを使用してください。

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