ミニバッファーは独自のローカルキーマップのセットをもちます。これにはさまざまな補完やexitコマンドが含まれます。
minibuffer-local-map
は、通常の入力(補完なし)に使用されます。
minibuffer-local-ns-map
は同様ですが、SPCでRETと同じようにexitします。
minibuffer-local-completion-map
は、寛大な補完(permissive
completion)のためのキーマップです。
minibuffer-local-must-match-map
は、強い補完(strict
completion)と慎重な補完(cautious completion)のためのキーマップです。
minibuffer-local-filename-completion-map
は前の2つと同様ですが、特にファイル名補完のためのキーマップです。これはSPCをバインドしません。
minibuffer-local-completion-map
ではデフォルトではTAB、SPC、?は補完を行います。日常的にスペースやクエスチョンマークのような文字をもつコレクションにたいして補完を行うようなら、以下をinitファイルに記述してそれらのキーでの置換を無効にすると便利かもしれません:
(keymap-set minibuffer-local-completion-map "SPC" 'self-insert-command) (keymap-set minibuffer-local-completion-map "?" 'self-insert-command)