28.12.1 Cモードの移動コマンド

このセクションでは、Cモードおよび関連するモードで、ポイントを移動するコマンドを説明します。

C-M-a
C-M-e

カレント関数またはトップレベルの定義の、先頭または最後にポイントを移動します。スコープによる囲い(C++のclassなど)をもつ言語では、カレント関数(current function)はスコープ内の隣接する関数です。そうでない場合、それは大カッコ(braces)で囲まれることにより定義されます。defunの移動を参照してください。

C-c C-u

マークを置いたまま、ポイントを含むプリプロセッサー条件を後方に移動します。プレフィクス引数は、繰り返し回数として振る舞います。負の引数を指定すると、ポイントを含むプリプロセッサー条件の最後に、前方へポイントを移動します。

#elif’は、‘#else’の後に‘#if’を続けたのと同じなので、この関数は後方に移動するときは‘#elif’で止まりますが、前方に移動するときは止まりません。

C-c C-p

マークを置いたまま、プリプロセッサー条件を越えてポイントを後方に移動します。プレフィクス引数は、繰り返し回数として振る舞います。負の引数の場合は前方に移動します。

C-c C-n

マークを置いたまま、プリプロセッサー条件を越えて、ポイントを前方に移動します。プレフィクス引数は、繰り返し回数として振る舞います。負の引数の場合は後方に移動します。

M-a

一番内側のCステートメントの先頭に、ポイントを移動します(c-beginning-of-statement)。すでにポイントがステートメントの先頭にある場合は、その前のステートメントの先頭に移動します。プレフィクス引数nを指定した場合、n − 1個前のステートメントに、後方へ移動します。

2行以上のコメントまたは文字列の場合、このコマンドはステートメントではなくセンテンス単位で移動します。

M-e

Cステートメントまたはセンテンスの最後に、ポイントを移動します。M-aと同様ですが、これは逆の方向に移動します(c-end-of-statement)。

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