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M-x gdbが提供するバッファーのうち、オプションとして表示を要求できるバッファーとして、他にも以下のバッファーがあります:
このバッファーは、カレントのスタックフレームのローカル変数の値を、簡単なデータ型で表示します(Information on a frame in The GNU debuggerを参照)。値を編集したいときは、そこでRETを押すか、mouse-2でクリックしてください。
配列と構造体については、その型だけが表示されます。GDB 6.4以降では、ポイント位置でRETをタイプ、またはmouse-2でクリックすることにより、ローカル変数の値を調べることができます。それより前のバージョンのGDBでは、型の説明(‘[struct/union]’または‘[array]’)にたいして、RETまたはmouse-2を使用します。ウォッチ式を参照してください。
Localsバッファーを表示するにはM-x gdb-display-locals-bufferとタイプしてください。
If the program you are debugging uses standard input and output streams for
interaction with the user, or emits a significant amount of output to its
standard output, you may wish to separate its I/O from interaction with
GDB. Use the command M-x gdb-display-io-buffer to show a window
with a buffer to which Emacs redirects the input and output from the program
you are debugging. However, if the variable gdb-display-io-buffer
is
nil
, Emacs will not create nor display a separate I/O buffer, but
will instead redirect the program’s interaction to the GUD interaction
buffer.
このバッファーは、レジスターに保持されている値を表示します(Registers in The GNU
debuggerを参照)。このバッファーの表示を要求するコマンドはM-x
gdb-display-registers-bufferです。値を編集したいときは、そのレジスターでRETを押すか、mouse-2をクリックします。GDB6.4以降では、最近変化したレジスター値は、font-lock-warning-face
で表示されます。
assemblerバッファーは、カレントフレームをマシン語コードで表示します。矢印はカレント命令を指し、sourceバッファーのようにブレークポイントのセットと削除ができます。ブレークポイントのアイコンも、フリンジまたは余白に表示されます。このバッファーの表示を要求するコマンドはM-x gdb-display-disassembly-bufferです。
memoryバッファーは、プログラムのメモリーセクションを調べるためのバッファーです(Examining memory in The GNU debuggerを参照してください)。ヘッダー行の適切な箇所をmouse-1でクリックすることにより、そのバッファーが表示するメモリーの開始アドレス、またはデータアイテムの数が変化します(またはSおよびNを使用)。ヘッダー行をmouse-3でクリックすることにより、データアイテムのフォーマット、またはユニットサイズのどちらを表示するか選択します。このバッファーの表示を要求するコマンドはM-x gdb-display-memory-bufferです。
gdb-many-windows
が非nil
の場合、breakpointsバッファーとthreadsバッファーがウィンドウを共有するように、localsバッファーとregistersバッファーもウィンドウを共有します。一方から他方へ切り替えるには、ヘッダー行の関連するボタンをmouse-1でクリックしてください。