Outline minorモードは、メジャーモードであるOutlineモードと同じコマンドを提供する、バッファーローカルなマイナーモードで、他のメジャーモードと合わせて使うことができます。M-x outline-minor-modeとタイプして、カレントバッファーにたいしてOutline minorモードを切り替えることができます。ファイルローカル変数のセッティングを使用して、特定のファイルにたいして有効にすることもできます(ファイル内のローカル変数を参照してください)。
メジャーモードのOutlineモードは、C-cプレフィクスで特別なキーバインディングを提供します。Outline
minorモードは、C-c
@プレフィクスで同様なバインディングを提供します。これは他のメジャーモードの特別なコマンドとの競合を減らすためです(変数outline-minor-mode-prefix
は、使用するプレフィクスを制御します)。
outline-minor-mode-use-buttons
が非nil
なら、Outlineマイナーモードは隠されたセクションを表示するために、省略記号に加えてヘッダーライン先頭のボタンも使用します。このボタンをマウスでクリックすれば、そのセクションの表示を切り替えることができます。この変数の値がinsert
なら、ボタンはそのバッファーのテキストに直接挿入されます。これによりボタン上でRETをタイプすれば、マウスで行うのと同じようにセクションの表示を切り替えることができます。編集可能なバッファーではバッファーを変更してしので値insert
の使用はお勧めできません。値がin-margins
なら、Outlineマイナーモードはセクションが隠されていることを示すためにウィンドウマージンを使用します。ボタンはアイコンとしてカスタマイズできます(アイコンを参照)。
ユーザーオプションoutline-minor-mode-cycle
が非nil
なら、アウトラインのヘッダー行で表示の可視性を巡回するキーTABとS-TABが有効になります(outline-cycleを参照)。TABではサブヘッダーの非表示、表示、すべてのカレントセクションの表示を巡回します。S-TABはバッファー全体にたいして同じことを行います。