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40.2 PostScriptハードコピーにたいする変数

すべてのPostScriptハードコピーコマンドは、どのように出力を印刷するかの指定に、変数ps-lpr-commandps-lpr-switchesを使用します。ps-lpr-commandは実行するコマンド名、ps-lpr-switchesは使用するコマンドラインオプション、ps-printer-nameはプリンターを指定します。最初の2つの変数をセットしない場合、変数の初期値をlpr-commandlpr-switchesから取得します。ps-printer-namenilの場合、printer-nameが使用されます。

変数ps-print-headerは、これらのコマンドが各ページにヘッダー行を追加するかを制御します。これをnilにセットするとヘッダーはオフになります。

プリンターがカラーをサポートしない場合は、ps-print-color-pnilにセットして、カラー処理をオフにするべきです。デフォルトでは、ディスプレーがカラーをサポートしていれば、Emacsはカラー情報をもったハードコピー出力を生成します。モノクロプリンターでは、カラーはグレーの濃淡でエミュレートされます。スクリーンカラーがグレーの濃淡だけしか使用していなくても、これはほとんど読み取れないか、読みにくい出力を生成するかもしれません。

モノクロプリンターでより良いカラー表示を得るために、ps-print-color-pblack-whiteをセットすることもできます。これはboldとitalicのフェイス属性で補強された、カスタマイズ可能なグレースケールのリストによりカラーを表現するためのps-black-white-facesお情報を使用することにより機能します。

デフォルトでは、変数ps-use-face-backgroundが非nilでなければ、PostScript印刷はフェイスのバックグラウンドカラーは無視します。これは望ましくないゼブラストライプや、バックグラウンドイメージとテキストの干渉を避けるためです。

変数ps-paper-typeは、フォーマットする用紙サイズを指定します。妥当な値にはa4a3a4smallb4b5executiveledgerlegalletterletter-smallstatementtabloidが含まれます。デフォルトはletterです。変数ps-page-dimensions-databaseを変更することにより、追加の用紙サイズを定義できます。

変数ps-landscape-modeは、ページの印刷向きを指定します。デフォルトはnilで、これは縦向き印刷モード(portrait mode)を意味します。非nil値は横向き印刷モード(landscape mode)を指定します。

変数は列番号を指定します。この変数は横向きモードと縦向きモードの両方で効果をもちます。デフォルトは1です。

変数ps-font-familyは、通常のテキストを印刷するために使用するフォントファミリーを指定します。妥当な値には、CourierHelveticaNewCenturySchlbkPalatinoTimesが含まれます。変数ps-font-sizeは、通常のテキストのためのフォントサイズを指定し、デフォルトは8.5ポイントです。ps-font-sizeの値には、2つの浮動小数点によるコンスでも指定できます。その場合、1つは縦向き印刷モード、もう一方は横向き印刷モードでの指定です。

Emacsは、通常のPostScriptプリンターより多くのスクリプトと文字をサポートします。したがってバッファーのいくつかの文字は、プリンターに組み込まれたフォントを使って印刷できないかもしれません。プリンターが提供するフォントをGNU Intlfontsパッケージのフォントで増強したり、EmacsにIntlfontsフォントだけを使うように命令できます。変数ps-multibyte-bufferがこれを制御します。デフォルト値のnilは、ASCIIおよびLatin-1文字を印刷するのに適しています。non-latin-printerは、プリンターにASCII、Latin-1、Japanese、Korean文字にたいするフォントが組み込まれている場合の値です。すべての文字にたいして使用される、IntlfontsパッケージのBDFフォントのための値がbdf-fontです。最後に値bdf-font-except-latinは、ASCIIおよびLatin-1文字にたいしては組み込みフォントを使用し、それ以外の文字にたいしてはIntlfontsのBDFフォントを使用するよう指示します。

BDFフォントを使えるようにするには、それをどこで見つけることができるかを、Emacsが知る必要があります。変数bdf-directory-listは、Emacsがこれらのフォントを探すべきディレクトリーのリストを保持します。デフォルト値には、1つのディレクトリー/usr/local/share/emacs/fonts/bdfが含まれます。

これらのコマンドに対する、その他多くのカスタマイズ変数は、Lispファイルps-print.elおよびps-mule.elで定義・説明されています。

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