35.16 ダイジェストメッセージ

ダイジェストメッセージ(digest message)は、複数の他のメッセージを含み、それを運ぶために存在するメッセージです。ダイジェストは、いくつかのメーリングリストで使用されています。1日というような一定の期間の間にメーリングリストに到着したすべてのメッセージが、1つのダイジェストにまとめられて、メーリングリストに登録した人に送られます。1つのダイジェストを送信するのにかかるコンピューター時間は、たとえ合計サイズが同じでも個別にメッセージを送信するより短くなります。なぜならネットワークでのメール送信において、メッセージ単位のオーバーヘッドがあるからです。

ダイジェストメッセージを受信したとき、それを読むもっとも便利な方法は、それを非ダイジェスト化(undigestify)することです。これはダイジェストを複数のメッセージに戻します。それから個別にメッセージを読んだり削除できます。これを行なうにはダイジェストメッセージを選択して、コマンドM-x undigestify-rmail-messageをタイプします。これはダイジェストに含まれるメッセージを個別のRmailメッセージに抽出し、ダイジェストの後に挿入します。ダイジェストメッセージ自身には、削除のフラグがつけられます。

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