33.2 カレンダーでのスクロール

カレンダーの表示は、ポイントが表示部分の外に移動すると、自動的にスクロールします。手動でスクロールすることもできます。カレンダーのウィンドウに、月が書き込まれた細長い紙が含まれているのを想像してみてください。カレンダーのスクロールとは、この紙を水平方向に動かして、そのウィンドウに新しい月を表示することを意味します。

>

カレンダーを1月前方にスクロールします(calendar-scroll-left)。

<

カレンダーを1月後方にスクロールします(calendar-scroll-right)。

C-v
PageDown
next

カレンダーを3月前方にスクロールします(calendar-scroll-left-three-months)。

M-v
PageUp
prior

カレンダーを3月後方にスクロールします(calendar-scroll-right-three-months)。

もっとも基本的なカレンダーのスクロールコマンドは、1度に1月スクロールします。これはコマンドの前後の表示で、2月がオーバーラップして表示されることを意味します。> (calendar-scroll-left)は内容を、1度に1月前方にスクロールします。< (calendar-scroll-right)は内容を、1度に1月後方にスクロールします。

コマンドC-v (calendar-scroll-left-three-months)およびM-v (calendar-scroll-right-three-months)は、カレンダーを画面全体 — つまり3月スクロールします。この動作は、これらのコマンドが通常意味する動作と類似しています。C-vは後の日付を表示し、M-vは前の日付を表示します。これらのコマンドは、繰り返し回数として数引数を受け取ります。特にC-uは次のコマンドを4倍するので、C-u C-vは1年前方にカレンダーをスクロールし、C-u M-vは1年後方にカレンダーをスクロールします。

他のモードのときと同様に、ファンクションキーのPageDown (またはnext)とPageUp (またはprior)は、C-vM-vと等価です。

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