Next: autopoint Invocation, Previous: Files under Version Control, Up: Version Control Issues [Contents][Index]
ソースコードと同様に、翻訳は価値のある資産なので、バージョンコントロール下に置くことには意味があるでしょう。GNU gettextのインフラストラクチャーは、バージョンコントロールされたリポジトリーのコンテキスト内で翻訳を取り扱うために、2つの方法をサポートします。
ビルド時にPOTファイルが存在しない場合、xgettext
でソースファイルをスキャンすることによりPOTファイルが生成され、それから依存的にPOファイルが再生成されます。一方、開発フェーズにおいてPOTが変更されないことを望むメンテナーもいます。そのため、POTが存在して、それがソースコードより古い場合でも、自動的に更新しません。make
$(DOMAIN).pot-update
により手動で更新して、特定の時点でコミットすることができます。
特定のバージョンコントロールシステムにたいする、特別なアドバイスがあります:
no
にセットして、make
update-po
で手動で更新を行うことができます。
#:
lib/error.c:116
のような位置コメントは、これらのコメントが変更されやすく、作業用コピーのビルド時に意図せず変更されるかもしれないため、煩わしいときがあります。これを緩和するために、リポジトリー内のPOファイルから、これらのコメントを省略することができます。
これはmsgmerge
コマンドの--no-location
オプションで行うことができます
6。この方法の欠点は、位置情報が必要になった場合、翻訳者が再度msgmerge
を実行して位置コメントを復元する必要があることです。