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autopoint
プログラムの呼び出しautopoint [option]...
autopoint
は、gettextの基礎となるファイルを、ソースパッケージにコピーするプログラムです。このプログラムはAM_GNU_GETTEXT_VERSION(version)
の形式で呼び出されるマクロにより、パッケージのconfigure.in(またはconfigure.ac)ファイルからパッケージで使用されるgettextのバージョンを抽出して、そのバージョンに該当する基礎となるファイルをパッケージにコピーします。
要求されるバージョンを満たす利用可能な最新のインフラストラクチャーを抽出するために、かわりにフォームAM_GNU_GETTEXT_REQUIRE_VERSION(version)
を使用できます。たとえばgettextの0.19.8がシステムにインストールされていて、0.19.1
が要求される場合、バージョン0.19.8のインフラストラクチャーファイルが、ソースパッケージにコピーされます。
既存のファイルを強制的に上書きします。
変更を出力しますが、処理は行いません。普通にautopoint
を実行したことによるファイルのコピーはすべて抑止され、かわりに標準出力にリストが出力されます。
このヘルプを表示して終了します。
バージョン情報を表示して終了します。
autopoint
は、GNU
gettext
のバージョン0.10.35から、現在の0.19.8までをサポートします。0.19.8より新しいバージョンのgettext
を使用してパッケージにautopoint
を適用するためには、少なくとも同じバージョンのGNU
gettext
をインストールする必要があります。
GNU
automake
を使用するパッケージでのautopoint
の呼び出しは、aclocal
呼び出しの後に行い、その後でautoconf
およびautoheader
を呼び出します。これは、autopoint
がaclocal.m4を作成するために、autopoint
がいくつかのautoconfマクロをインストールするのが理由です。この
aclocal.m4 は、autoconf によるパッケージの configure スクリプトを作成と、autoheader
によるパッケージのインクルードファイルのテンプレート config.h.in
を作成するために使用されます。このマクロファイルはaclocal.m4を作成するためにaclocal
により使用され、aclocal.m4はパッケージのconfigureを作成するためにaclocal
により使用され、インクルードファイルテンプレートであるパッケージのconfig.h.inを作成するためにautoheader
により使用されます。
‘autopoint’という名前は‘auto-po-intl-m4’を省略したものです。このツールは主にpo、intl、m4ディレクトリーのファイルをコピーします。