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msginit
プログラムの呼び出しmsginit [option]
msginit
プログラムは、新しいPOファイルを作成して、メタ情報をユーザーの環境にもとづいて初期化します。
以下はその詳細です。POファイルの以下のヘッダーフィールドは、もし可能なら自動的に充填されます。
この値はconfigure
スクリプト、またはカレントディレクトリー内の他のファイルから推測されます。
値はPOTファイルのPO-Creation-Data
、または現在の日時から取得されます。
値はユーザーのpasswordファイルとメール設定ファイルから取得されます。
これらの値は、カレントlocaleと、翻訳チームの事前に定義されたリストから取得されます。
これらの値は、POTファイルの内容と、カレントlocaleからセットされます。POTファイルがcharset=UTF-8を含む場合、そのPOTファイルは非ASCII文字を含むことを意味するので、UTF-8エンコーディングを維持します。それ以外では、POTファイルがプレーンASCIIの場合は、そのlocaleのエンコーディングを使用します。
値は最初に埋め込みテーブルから見つかったものです。
実験的な機能として、環境変数GETTEXTCLDRDIR
をセットすることにより、msginit
にUnicode
CLDRの情報を使用するように指示できます。
入力となるPOTファイルです。
inputfileが指定されなかった場合、カレントディレクトリからPOTファイルを検索します。‘-’を指定すると、標準入力から読み込みます。
指定されたPOファイルに出力を書き込みます。
出力ファイルが指定されなかった場合は、ユーザーのロケール設定の‘--locale’オプションに依存します。‘-’を指定すると、出力は標準出力に書き込まれます。
入力ファイルがPOファイルの構文ではなく、Javaの.properties
の構文にのっとったJava
ResourceBundleファイルだとみなします。
入力ファイルがPOファイルの構文ではなく、NeXTstep/GNUstepのlocalized
resourceの.strings
の構文にのっとったファイルだとみなします。
対象のlocaleを設定します。llにはlanguage codeを、CCにはcountry codeを設定する必要があります。インストールされているすべてのlocaleのリストを出力するには、‘locale -a’コマンドを使用できます。デフォルトはユーザーのlocale設定が使用されます。
POファイルが翻訳者の手で作成されたものではなく、自動的に生成されたものであることを宣言します。
色や色以外のテキスト属性を使うか、いつ使うかを指定します。詳細はThe --color optionを参照してください。
--color
にたいしてCSS style ruleファイルを使うかを指定します。詳細はThe --style optionを参照してください。
Javaの.properties
の書式で、Java ResourceBundleを出力します。このファイル形式はplural
formをサポートせず、廃止されたメッセージを暗黙で除去することに注意してください。
.strings
の書式で、NeXTstep/GNUstepのローカライズされたリソースファイルを出力します。このファイル形式はplural
formをサポートしないことに注意してください。
出力ページの幅をセットします。これにより出力ファイル中の長い文字列が指定した幅(例:スクリーンの列数)に収まるように、各行の長さがnumber以下のような複数の行に分割されます。
長いメッセージ行を分割しません。出力ページの幅を超えるようなメッセージ行も、複数行に分割されません。出力ページの幅を超えるファイル参照行だけが分割されます。
このヘルプを表示して終了します。
バージョン情報を表示して終了します。