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1.8.2 An Argument as the Value of a Variable or List

評価時に値をリターンするシンボルを引数にすることができます。たとえばシンボルfill-columnは、それ自身が評価されると数値をリターンします。関数の値とは別に、この数値も追加で使うことができます。

カーソルを以下の式の後に移動してC-x C-eをタイプしてください:

(+ 2 fill-column)

fill-columnを単独で評価すれば2以上の値が得られるはずです。わたしの場合は74だったのでfill-columnの値は72です。

ご覧の通り、評価した際には値をリターンするようなシンボルも引数にすることができます。さらに評価すると値をリターンするようなリストも引数にすることができます。たとえば以下は文字列"The "" red foxes."、それにリスト(number-to-string (+ 2 fill-column))を関数concatの引数にした例です。

(concat "The " (number-to-string (+ 2 fill-column)) " red foxes.")

この式を評価すると、わたしのEmacsではfill-columnは72に評価されるので、"The 74 red foxes."がエコーエリアに表示されるでしょう(最終的な文字列に表示されるように、単語‘The’の後と単語‘red’の前にスペースを配置しなければならないことに注意)。関数number-to-stringは関数によって加算された整数を文字列に変換します。number-to-stringint-to-stringとしても知られています。

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