数、リスト、リストの内部

(+ 2 2)のようにリストには数をもたせることもできます。このリストにはプラス記号‘+’があり、その後に空白で区切られた2つの‘2’が続いています。

Lispではデータとプログラムはどちらも同じ方法によって表現されます。つまりデータとプログラムは空白で区切られてカッコで括られた単語や数、あるいは他のリストのリストなのです。

(訳注: 以下の部分は元の英文でないと意味を成さないので原文と日本語訳を併記します)

原文: (Since a program looks like data, one program may easily serve as data for another; this is a very powerful feature of Lisp.) (Incidentally, these two parenthetical remarks are not lists, because they contain ‘;’ and ‘.’ as punctuation marks.)

日本語訳: （プログラムとデータが同じように見えることによってあるプログラムが別のプログラムのデータとして機能したり、その逆も容易に行うことができます; これはLispのもつ強力な機能なのです。) (ちなみにこれら2つのカッコで括られたコメントは区切り文字として‘;’と‘.’を含んでいるのでLispのリストではありません。)

別のリストを以下に示します。今度は内側にリストをもつリストです:

'(this list has (a list inside of it))

このリストの構成要素は単語‘this’、‘list’、‘has’、それにリスト‘(a list inside of it)’です。そして内側にあるリストは単語‘a’、‘list’、‘inside’、‘of’、‘it’で構成されています。