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ほとんどのウィンドウシステムでは、デスクトップというメタファー(metaphor:
比喩的概念)は使用されます。このメタファーの一部はシステムレベルのウィンドウ(Emacsではフレーム)がスクリーン表面に向かって、概念的な3次元の垂直方向に積まれていくというアイデアです。2つが重なる箇所では、より高い一方がより低い一方を覆い隠します。関数raise-frame
やlower-frame
を使用して、フレームを前面に移動(raise:
より高い位置へ上げる)したり背面に移動(lower: より低い位置へ移動)したりすることができます。
この関数はフレームframe (デフォルトは選択されたフレーム)を前面に移動する。frameが不可視もしくはアイコン化されていればそれを可視にする。
この関数はフレームframe (デフォルトは選択されたフレーム)を背面に移動する。
これが非nil
ならミニバッファーをアクティブにすることにより、ミニバッファーウィンドウのあるフレームが前面に移動される。
ウィンドウシステム上ではフレームパラメーターを使用して、(フレーム選択時に)auto-raising、(フレーム選択解除時に)auto-loweringを有効にできます。Management Parametersを参照してください。
フレームを前面や背面に移動するという概念は、テキスト端末のフレームにも適用できます。各テキスト端末上では一度に表示されるのは常に最前面のフレームだけです。
この関数はterminal上の最前面のフレームをリターンする。terminalは端末オブジェクト、フレーム(そのフレームの端末を意味する)、またはnil
(選択されたフレームの端末を意味する)であること。これがテキスト端末を参照しなければリターン値はnil
。