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フレームにはそれぞれ、そのフレームにたいするデフォルト文字サイズを指定するデフォルトフォント(default font)があります。このサイズは、行や列の単位でのフレームサイズの取得や変更での使用を意図したものです(Size Parametersを参照)。これはウィンドウのリサイズ(Window Sizesを参照)や分割(Splitting Windowsを参照)の際にも使用されます。
“デフォルト文字高さ(default character height)t”のかわりに行高さ(line height)や正準文字高さ(canonical character height)という用語を使用するときがあります。同様に“デフォルト文字幅(default character width)”のかわりに列幅(column width)や正準文字幅(canonical character width)という用語も使用されます。
これらの関数はピクセルで測ったframe内の文字のデフォルトの高さまたは幅をリターンする。両者をあわせたサイズによりframeのframeのサイズが確立される。値はframeにたいして選択されたフォントに依存する。Font and Color Parametersを参照のこと。
以下の関数でデフォルトフォントを直接セットすることもできます:
これはデフォルトフォントにfontをセットする。インタラクティブに呼び出された際にはフォント名の入力を求めて、選択されたフレームにそのフォントを使用する。Lispから呼び出す際には、fontはフォント名(文字列)、フォントオブジェクト、フォントエンティティー、フォントspecのいずれかであること。
オプション引数keep-sizeがnil
ならフレームの行数と列数を固定に保つ(非nil
なら次セクションで説明するオプションframe-inhibit-implied-resize
がこれをオーバーライドするだろう)。keep-sizeが非nil
(またはプレフィクス引数を指定)なら行数と列数を調節することにより、カレントフレームのディスプレーエリアのサイズの維持を試みる。
オプション引数framesがnil
なら、そのフォントは選択されたフレームだけに適用される。framesが非nil
ならそれは作用するフレームのリスト、またはすべての既存フレームおよび将来のすべてのグラフィカルフレームを意味するt
のいずれかであること。