ハッシュテーブル(hash table)は非常に高速なルックアップテーブルの一種で、キーに対応する値をマップするという点ではalist(Association Listsを参照)に似ています。ハッシュテーブルは以下の点でalistと異なります:
Emacs Lispは一般的な用途のハッシュテーブルデータ型とともに、それらを処理する一連の関数を提供します。ハッシュテーブルは‘#s’、その後にハッシュテーブルのプロパティーと内容を指定するリストが続く、特別なプリント表現をもちます。Creating Hashを参照してください(ハッシュ表記の最初に使用される‘#’文字は、読み取り表現をもたないオブジェクトのプリント表現であり、これはハッシュテーブルに何も行わない。Printed Representationを参照のこと)。
obarray(オブジェクト配列)もハッシュテーブルの一種ですが、これらは異なる型のオブジェクトであり、intern(インターン)されたシンボルを記録するためだけに使用されます(Creating Symbolsを参照)。
• Creating Hash: | ハッシュテーブルを作成する関数。 | |
• Hash Access: | ハッシュテーブルの内容の読み書き。 | |
• Defining Hash: | 新たな比較方法の定義。 | |
• Other Hash: | その他。 |