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Emacsを使用してサウンドを再生するためには関数play-sound
を使用します。特定のシステムだけがサポートされています。実際に処理を行うことができないシステムでplay-sound
を呼び出すとエラーが発生します。
サウンドはRIFF-WAVEフォーマット(‘.wav’)かSun Audioフォーマット(‘.au’)で格納されていなければなりません。
この関数は指定されたサウンドを再生する。引数soundは(sound
properties...)
という形式をもつ。ここでpropertiesはキーワード(特定のシンボルが特別に認識される)とそれに対応する値で交互に構成されている。
以下のテーブルは現在のところsound内で意味をもつキーワードとそれらの意味:
:file file
これは再生するサウンドを含んだファイルを指定する。絶対ファイル名でなければディレクトリーdata-directory
にたいして展開される。
:data data
これはファイルを参照する必要がないサウンドの再生を指定する。値dataはサウンドファイルと同じバイトを含む文字列であること。わたしたちはユニバイト文字列の使用を推奨する。
:volume volume
これはサウンド再生での音の大きさを指定する。0から1までの数値であること。どんな値であれ以前に指定されたボリュームがデフォルトとして使用される。
:device device
これはサウンドを再生するシステムデバイスを文字列で指定する。デフォルトのデバイスはシステム依存。
実際にサウンドを再生する前にplay-sound
はリストplay-sound-functions
内の関数を呼び出す。関数はそれぞれ1つの引数soundで呼び出される。
この関数はオプションでvolumeとdeviceを指定してサウンドfileを再生する代替インターフェイス。
リストの関数はサウンド再生前に呼び出される。関数はそれぞれサウンドを記述するプロパティリストを単一の引数として呼び出される。