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30.4.3.4 レイアウトのパラメーター

以下のフレームパラメーターによりフレームのさまざまなパーツを有効または無効にしたりサイズを制御できます。

border-width

ピクセル単位でのフレームのアウターボーダー幅(フレームのジオメトリーを参照)。

internal-border-width

ピクセル単位でのフレームのインターナルボーダー幅(フレームのジオメトリーを参照)。

child-frame-border-width

与えられたフレームが子フレーム(子フレームを参照)なら、フレームのインターナルボーダーのピクセル幅。nilならかわりにinternal-border-widthで指定した値を使用する。

vertical-scroll-bars

フレームが垂直スクロール用のスクロールバー(スクロールバーを参照)をもつべきか否か、およびスクロールバーをフレームのどちら側に置くか。可能な値はleftright、スクロールバーなしはnil

horizontal-scroll-bars

フレームが水平スクロール用のスクロールバーをもつべきかと、スクロールバーをフレームのどちら側に置くか(tbottomはスクロールバーあり、nilはスクロールバーなしを意味する)。

scroll-bar-width

垂直スクロールバーのピクセル単位による幅。nilはデフォルト幅の使用を意味する。

scroll-bar-height

垂直スクロールバーのピクセル単位による高さ。nilはデフォルト高さの使用を意味する。

left-fringe
right-fringe

そのフレーム内のウィンドウの左右フリンジのデフォルト幅(フリンジを参照)。いずれかが0なら対応するフリンジを削除する効果がある。

これら2つのフレームパラメーターの値を問い合わせるためにframe-parameterを使用する際のリターン値は常に整数。nil値を渡してset-frame-parameterを使用する際には、実際のデフォルト値8ピクセルが課せられる。

right-divider-width

フレーム上のすべてのウィンドウの右ディバイダー(ウィンドウディバイダーを参照)用に予約されるピクセル単位の幅(厚さ)。値0は右ディバイダーを描画しないことを意味する。

bottom-divider-width

フレーム上のすべてのウィンドウの下ディバイダー(ウィンドウディバイダーを参照)用に予約されるピクセル単位の幅(厚さ)。値0は下ディバイダーを描画しないことを意味する。

menu-bar-lines

メニューバー用にフレーム上端に割り当てる行数(メニューバーを参照)。デフォルトはMenu Barモードが有効なら1、それ以外なら0。Menu Bars in The GNU Emacs Manualを参照のこと。エクスターナルメニューバー(フレームのレイアウトを参照)では、メニューバーが複数行に折り返されても値は変更されない。この場合にはframe-geometryがリターンするmenu-bar-sizeの値で実際にメニューバーが占有する行数を導出できる(フレームのジオメトリーを参照)。

tool-bar-lines

ツールバー用に使用する行数(ツールバーを参照)。デフォルトはTool Barモードが有効なら1、それ以外は0。Tool Bars in The GNU Emacs Manualを参照のこと。ツールバーが折り返されているかどうかで値は変化するかもしれない(フレームのレイアウトを参照)。

tool-bar-position

EmacsがGTK+とともにビルドされた際のツールバーの位置。値はtopbottomleftrightのいずれか(デフォルトはtop)。

tab-bar-lines

タブバー用に使用する行数(Tab Bars in The GNU Emacs Manualを参照)。デフォルトはTab Barモードが有効なら1、それ以外は0。ツールバーが折り返されているかどうかで値は変化するかもしれない(フレームのレイアウトを参照)。

line-spacing

各テキスト行の下に残すピクセル単位の追加スペース(正の整数)。詳細は行の高さを参照のこと。

no-special-glyphs

nilならそのフレームで表示するすべてのバッファーにたいする切り詰めと継続のグリフ(切り詰めを参照)の表示をすべて抑制する。これはfit-frame-to-buffer (ウィンドウのリサイズを参照)を通じてフレームをバッファーにフィットさせる際のグリフ排除に有用。