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ウィンドウディバイダーとはフレームのウィンドウ間に描画されるバーのことです。右(right)ディバイダーはあるウィンドウと、その右に隣接する任意のウィンドウの間に描画されます。その幅(厚さ)はフレームパラメーターright-divider-width
で指定されます。下(bottom)ディバイダーはあるウィンドウと、その下に隣接するウィンドウやエコーエリアとの間に描画されます。その幅はフレームパラメーターbottom-divider-width
で指定されます。いずれの場合でも幅に0を指定すると、そのようなディバイダーを描画しないことを意味します。レイアウトのパラメーターを参照してください。
技術的には右ディバイダーはそれの左にあるウィンドウに所属して、その幅がそのウィンドウのトータル幅に寄与することを意味します。下ディバイダーは上にあるウィンドウに所属して、その幅がそのウィンドウのトータル高さに寄与することを意味します。ウィンドウのサイズを参照してください。あるウィンドウが右ディバイダーと左ディバイダーの両方をもつ場合には下ディバイダーが優勢になります。これは右ディバイダーが下ディバイダーの上で終端されるのに比べて、下ディバイダーはそのウィンドウの完全なトータル幅で描画されることを意味しています。
ディバイダーはマウスでドラッグできるのでマウスで隣接するウィンドウのサイズを調整するために有用です。これらはスクロールバーやモードラインが表示されていないときに隣接するウィンドウを視覚的に分離する役目もあります。以下の3つのフェイスによりディバイダーの外観をカスタマイズできます:
window-divider
ディバイダーの幅が3ピクセル未満のときは、このフェイスのフォアグラウンドカラーで塗りつぶしで描画される。これより広いディバイダーでは、最初と最後のピクセルを除いた内部にたいしてのみこのフェイスが使用される。
window-divider-first-pixel
これは少なくとも幅が3ピクセルあるディバイダーの最初のピクセルを描画するために使用される。塗りつぶし(solid)の外観を得るためにはwindow-divider
フェイスに使用されるのと同じ値をセットすること。
window-divider-last-pixel
これは少なくとも幅が3ピクセルあるディバイダーの最後のピクセルを描画するために使用される。塗りつぶし(solid)の外観を得るためにはwindow-divider
フェイスに使用されるのと同じ値をセットすること。
以下の2つの関数により特定のウィンドウのディバイダーのサイズを取得できます。
windowの右ディバイダーの幅(厚さ)をピクセル単位でリターンする。windowは生きたウィンドウでなければならずデフォルトは選択されたウィンドウ。最右ウィンドウにたいするリターン値は常に0。
windowの下ディバイダーの幅(厚さ)をピクセル単位でリターンする。windowは生きたウィンドウでなければならずデフォルトは選択されたウィンドウ。ミニバッファーウィンドウやミニバッファーがないフレームの最下ウィンドウにたいするリターン値は常に0。