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36.5 モーションと構文

このセクションでは、特定の構文クラスをもつ文字間を横断して移動する関数を説明します。

Function: skip-syntax-forward syntaxes &optional limit

この関数はsyntaxesで指定された構文クラス(構文クラスの文字列)をもつ文字を横断してポイントを前方に移動する。バッファー終端か、(与えられた場合は)位置limitに到達、もしくはスキップしない文字に達した際に停止する。

syntaxesが‘^’で始まる場合には、この関数は構文がsyntaxesではない文字をスキップする。

リターン値は移動した距離を表す非負の整数。

Function: skip-syntax-backward syntaxes &optional limit

この関数はsyntaxesで指定された構文クラスをもつ文字を横断してポイントを後方に移動する。バッファー先頭か、(与えられた場合は)位置limitに到達、もしくはスキップしない文字に達した際に停止する。

syntaxesが‘^’で始まる場合には、この関数は構文がsyntaxesではない文字をスキップする。

リターン値は移動した距離を表す0以下の整数。

Function: backward-prefix-chars

この関数は式プレフィクス構文の任意個数の文字を横断して後方にポイントを移動する。これには式プレフィクス構文クラスとフラグ‘p’の文字の両方が含まれる。