ここで説明するcase(大文字小文字)変換コマンドはカレントバッファー内のテキストに作用します。文字列と文字のcase変換コマンドはLispでの大文字小文字変換、大文字や小文字に変換する文字やその変換方法のカスタマイズはcaseテーブルを参照してください。
この関数はstartとendで定義されるリージョン内のすべての単語をcapitalizeする。capitalizeとは各単語の最初の文字を大文字、残りの文字を小文字に変換することを意味する。この関数はnil
をリターンする。
リージョンのいずれかの端が単語の中間にある場合には、リージョン内にある部分を単語全体として扱う。
インタラクティブにcapitalize-region
が呼び出された際には、startとendはポイントとマークになり小さいほうが先になる。
---------- Buffer: foo ---------- This is the contents of the 5th foo. ---------- Buffer: foo ----------
(capitalize-region 1 37) ⇒ nil ---------- Buffer: foo ---------- This Is The Contents Of The 5th Foo. ---------- Buffer: foo ----------
この関数はstartとendで定義されるリージョン内のすべての英文字を小文字に変換する。この関数はnil
をリターンする。
インタラクティブにdowncase-region
が呼び出された際には、startとendはポイントとマークになり小さいほうが先になる。
この関数はstartとendで定義されるリージョン内のすべての英文字を大文字に変換する。この関数はnil
をリターンする。
インタラクティブにupcase-region
が呼び出された際には、startとendはポイントとマークになり小さいほうが先になる。
この関数はポイントの後のcount単語をcapitalizeして、変換後その後にポイントを移動する。capitalizeとは各単語の先頭を大文字、残りを小文字に変換することを意味する。countが負なら、この関数は前の−count単語をcapitalizeするがポイントは移動しない。値はnil
。
ポイントが単語の中間にある場合には、ポイントの前にある単語部分は前方に移動する際は無視される。そして残りの部分が単語全体として扱われる。
インタラクティブにcapitalize-word
が呼び出された際には、countに数プレフィクス引数がセットされる。
この関数はポイントの後のcount単語を小文字に変換して、変換後その後にポイントを移動する。countが負なら、この関数は前の−count単語を小文字に変換するがポイントは移動しない。値はnil
。
インタラクティブにdowncase-word
が呼び出された際には、countに数プレフィクス引数がセットされる。
この関数はポイントの後のcount単語を大文字に変換して、変換後その後にポイントを移動する。countが負なら、この関数は前の−count単語を小文字に変換するがポイントは移動しない。値はnil
。
インタラクティブにupcase-word
が呼び出された際には、countに数プレフィクス引数がセットされる。