内部にはfixnumsと呼ばれる小さい整数、およびbignumsという大きい整数という2種類の整数が存在します。
fixnumの値の範囲はマシンに依存します、最小のレンジは−536,870,912から536,870,911(30ビットでは −2**29 から 2**29 − 1) しかし多くのマシンはより広い範囲を提供します。
bignumは任意の精度をもつことができます。fixnumのオーバーフローする処理では、かわりにbignumをリターンされます。
eql
や=
ですべての数値、fixnumならeq
で比較することができます。整数がfixnumかbignumをテストするにはmost-negative-fixnum
とmost-positive-fixnum
で比較するか、便利な述語fixnump
とbignump
を任意のオブジェクトに使用できます。
整数にたいする入力構文は、(10を基数とする)数字のシーケンスで、オプションで先頭に符号、最後にピリオドがつきます。Lispインタープリターにより生成されるプリント表現には、先頭の ‘+’や最後の‘.’はありません。
-1 ; 整数の−1 1 ; 整数の1 1. ; これも整数の1 +1 ; これも整数の1
詳細は数値を参照してください。