2.4.1 整数型

内部にはfixnumsと呼ばれる小さい整数、およびbignumsという大きい整数という2種類の整数が存在します。

fixnumの値の範囲はマシンに依存します、最小のレンジは−536,870,912から536,870,911(30ビットでは −2**29 から 2**29 − 1) しかし多くのマシンはより広い範囲を提供します。

bignumは任意の精度をもつことができます。fixnumのオーバーフローする処理では、かわりにbignumをリターンされます。

eql=ですべての数値、fixnumならeqで比較することができます。整数がfixnumかbignumをテストするにはmost-negative-fixnummost-positive-fixnumで比較するか、便利な述語fixnumpbignumpを任意のオブジェクトに使用できます。

整数にたいする入力構文は、(10を基数とする)数字のシーケンスで、オプションで先頭に符号、最後にピリオドがつきます。Lispインタープリターにより生成されるプリント表現には、先頭の ‘+’や最後の‘.’はありません。

-1               ; 整数の−1
1                ; 整数の1
1.               ; これも整数の1
+1               ; これも整数の1

詳細は数値を参照してください。

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