GNU Emacsは2つの数値データ型 — 整数(integers)と浮動小数点数(floating-point numbers)をサポートします。整数は−3、0、7、13、511などの整数です。浮動小数点数は−4.5、0.0、2.71828などの小数部をもちます。これらは指数記数法でも表現できます — ‘1.5e2’は‘150.0’と同じです。ここで‘e2’は10の2乗を表し、それに1.5を乗じるという意味です。整数計算は正確です。浮動小数点数の計算では数値は固定された精度をもつので、しばしば丸め誤差(rounding errors)が発生します。