24.7.5 Font Lockのレベル ¶
フォント表示にたいして3つの異なるレベルを提供するモードがいくつかあります。font-lock-defaults内のkeywordsにたいしてシンボルのリストを使用することにより複数のレベルを定義できます。このリストのシンボルはそれぞれフォント表示の1レベルを指定します。これらのレベルの選択は、通常はfont-lock-maximum-decorationをセットすることによりユーザーの責任で行われます(Font
Lock in the GNU Emacs
Manualを参照)。選択されたレベルのシンボルの値はfont-lock-keywordsの初期化に使用されます。
フォント表示レベルの定義方法に関する慣習を以下に挙げます:
- レベル1:
関数宣言、(includeやimportのような)ファイルディレクティブ、文字列、コメントをハイライトする。これは、もっとも重要かつトップレベルのコンポーネントだけをフォント表示すれば高速になるという発想である。
- レベル2:
レベル1に加えて、すべての言語のキーワード(キーワードと同様に作用する型名を含む)、および名前付き定数値をハイライトする。これは、(構文的、または意味的な)すべてのキーワードは適切にフォント表示されるべきという発想である。
- レベル3: レベル2に加えて、関数内で定義されるシンボル、変数宣言、およびすべてのビルトイン関数名にたいして、それがどこに出現しようとハイライトする。
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