Font Lockモードとはバッファーの特定の部分にたいして、それらの構文的役割(syntactic
role)にもとづき自動的にface
プロパティをアタッチするバッファーローカルなマイナーモードです。このモードがバッファーをパースする方法はそのメジャーモードに依存します。ほとんどのメジャーモードは、どのコンテキストでどのフェイスを使用するかにたいして構文的条件(syntactic
criteria)を定義します。このセクションでは特定のメジャーモードにたいしてFont Lockをカスタマイズする方法を説明します。
Font Lockモードは(通常は外部のライブラリーやプログラムを介した)本格的なパーサー、Emacs組み込みの構文テーブルにもとづく構文解析、(通常は正規表現にたいする)検索という3つの手法によりハイライトするテキストを見つけます。有効になっていればまずパーサーベース(パーサーベースのFont Lockを参照)のフォント表示、次にコメントと文字列定数を見つけてハイライトする構文的なフォント表示、最後に検索ベースのフォント表示が行われます。