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21.15 ミニバッファー、その他の事項

Function: minibufferp &optional buffer-or-name live

この関数はbuffer-or-nameがミニバッファーなら非nilをリターンする。buffer-or-namenilか省略なら、カレントバッファーをテストする。liveが非nilなら、この関数はbuffer-or-nameがアクティブミニバッファーのときだけ非nilをリターンする。

Variable: minibuffer-setup-hook

これはミニバッファーがエンターされたときは常に実行されるノーマルフックである。フックを参照のこと。

Macro: minibuffer-with-setup-hook function &rest body

このマクロは指定されたfunctionminibuffer-setup-hookを通じて呼び出されるように計らった後にbodyを実行する。デフォルトではfunctionminibuffer-setup-hookリストの他の関数の前に呼び出されるが、function(:append func)というフォームなら、funcは他のフック関数のに呼び出される。

bodyはミニバッファーを複数回使用しないこと。ミニバッファーが再帰的に再エンターされると、functionは最外のミニバッファーの使用にたいして1回だけ呼び出されるだろう。

Variable: minibuffer-exit-hook

これはミニバッファーがexitされたときは常に実行されるノーマルフックである。

Variable: minibuffer-help-form

この変数のカレント値はミニバッファー内でhelp-formをローカルにリバインドするために使用される(ヘルプ関数を参照)。

Variable: minibuffer-scroll-window

この変数の値が非nilなら、それはウィンドウオブジェクトである。ミニバッファー内で関数scroll-other-windowが呼び出されたときは、このウィンドウをスクロールする(テキスト的なスクロールを参照)。

Function: minibuffer-selected-window

この関数はミニバッファーウィンドウが選択される直前に選択されていたウィンドウをリターンする。選択されたウィンドウがミニバッファーウィンドウ以外ならnilをリターンする。

Function: minibuffer-message string &rest args

この関数はmessage (see エコーエリアへのメッセージの表示を参照)と似ているが、(典型的にはEmacsがユーザーに何らかの入力を求めたことによって)ユーザーがミニバッファー内でタイプする際にメッセージを特別な方法で表示する。ミニバッファーがカレントバッファーの際には、この関数はメッセージをエコーエリアに表示することによってミニバッファーのテキストが隠されることを避けるために、stringで指定されたメッセージを一時的にミニバッファーのテキストの終端に表示する。このメッセージは数秒経過するか、あるいは次の入力イベントが到達するまで表示される。

ミニバッファーがカレントバッファーでないときに呼び出されるとこの関数は単にmessageを呼び出すので、stringはエコーエリアに表示される。

Command: minibuffer-inactive-mode

これはインタラクティブなミニバッファー内で使用されるメジャーモードである。キーマップminibuffer-inactive-mode-mapを使用する。ミニバッファーが別のフレームにある場合には有用かもしれない。ミニバッファーとフレームを参照のこと。

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