30.4.3.7 マウスドラッグのパラメーター

以下のパラメーターはマウスでのインターナルボーダーのドラッグによるフレームのリサイズにたいするサポートを提供します。これらは最上ウィンドウのヘッダーラインやタブライン、最下ウィンドウのモードラインのマウスドラッグによるフレームの移動も可能にします。

これらのパラメーターはウィンドウマネージャーによる装飾がない子フレーム(子フレームを参照)にたいしてもっとも有用です。もし必要なら未装飾のトップレベルのフレームにたいしても使用できます。

drag-internal-border

nilなら、(もしあれば)マウスでインターナルボーダーをドラッグしてフレームをリサイズできる。

drag-with-header-line

nilなら、マウスで最上ウィンドウのヘッダーラインをドラッグしてフレームを移動できる。

drag-with-tab-line

nilなら、マウスで最上ウィンドウのタブラインをドラッグしてフレームを移動できる。

drag-with-mode-line

nilなら、マウスで最下ウィンドウのモードラインをドラッグしてフレームを移動できる。このようなフレームは自身のミニバッファーウィンドウをもつことが許されないことに注意。

snap-width

マウスで移動されるフレームはディスプレイ(か親ウィンドウ)のいずれかのエッジにこのパラメーターで指定されたピクセル数までドラッグされるとディスプレイ(か親ウィンドウ)のボーダーに“snapする(とびつく)”。

top-visible

このパラメーターが数値ならフレームの上エッジがディスプレイ(か親フレーム)の上エッジより上に表示されることは決してない。さらにディスプレイ(か親フレーム)の他のエッジにたいしてフレームが移動された際には、フレームの指定されたピクセル数分が可視に留まる。このパラメーターのセットは非nildrag-with-header-lineパラメーターをもつ子フレームが、ドラッグにより完全に親フレームのエリア外になることを防ぐために有用。

bottom-visible

このパラメーターが数値ならフレームの下エッジがディスプレイ(か親フレーム)の下エッジより下に表示されることは決してない。さらにディスプレイ(か親フレーム)の他のエッジにたいしてフレームが移動された際には、フレームの指定されたピクセル数分が可視に留まる。このパラメーターのセットは非nildrag-with-mode-lineパラメーターをもつ子フレームが、ドラッグにより完全に親フレームのエリア外になることを防ぐために有用。

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