以下のパラメーターは別のフレームとの間での相互作用するためのフォームを提供します。
parent-frame
¶非nil
ならそのフレームが子フレーム(子フレームを参照)であることを意味しており、そのパラメーターは親フレームを指定する。nil
ならそのフレームが通常のトップレベルのフレームであることを意味する。
delete-before
¶このパラメーターが非nil
なら、それは削除によってこのウレームも自動的にトリガーされるようなフレームを指定する。フレームの削除を参照のこと。
mouse-wheel-frame
¶このパラメーターが非nil
ならフレーム上でマウスホイールをスクロールするたびにウィンドウがスクロールされるようなフレームを指定する。Mouse
Commands in The GNU Emacs Manualを参照のこと。
no-other-frame
¶非nil
ならそのフレームは関数next-frame
、previous-frame
(すべてのフレームを探すを参照)、other-frame
の候補として適格ではない。Frame Commands in The GNU Emacs Manualを参照のこと。
auto-hide-function
¶このパラメーターが関数を指定する場合には、他のフレームが存在しないときにフレーム唯一のウィンドウをquit(ウィンドウのquitを参照)した際に変数frame-auto-hide-function
で指定された関数のかわりに呼び出される関数を指定する。
minibuffer-exit
¶このパラメーターが非nil
なら、Emacsはミニバッファーのexit(ミニバッファーを参照)の際は常にそのフレームを不可視にする。かわりに関数iconify-frame
とdelete-frame
も指定できる。このパラメーターはミニバッファーのexit時に(Emacsがウィンドウを処理する際のように)自動的に子フレームを非表示にするために有用。
keep-ratio
¶このパラメーターは現在のところ子フレーム(子フレームを参照)にたいしてのみ意味がある。非nil
なら親フレームのリサイズ時に、Emacsはフレームのサイズ比率(幅と高さ。サイズのパラメーターを参照)と位置比率(左と右。位置のパラメーターを参照のこと)を変更しないよう試みる。
このパラメーターの値がnil
なら親フレームのリサイズ時にフレームのサイズと位置は変更されないので、位置とサイズの比率は変更されるかもしれない。パラメーターの値がt
なら、Emacsはフレームのサイズと位置の比率を維持しようと試みるので、親フレームから相対的なフレームのサイズと位置は変更されるかもしれない。
コンスセルを使用することにより、さらに特化した制御が可能になる。この場合にはコンスセルのCARがt
かwidth-only
ならフレームの幅比率、CARがt
かheight-only
なら高さ比率、CDRがt
かleft-only
なら左位置比率、CDRがt
かtop-only
なら上位置比率が維持される。