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この関数はすべての生きたフレーム(削除されていないフレーム)のリストをリターンする。これはバッファーにたいするbuffer-list
に類似しており、すべての端末上のフレームが含まれる。リターンされるリストは新たに作成されたものであり、このリストを変更してもEmacs内部への影響はない。
この関数はカレントで可視なフレームだけのリストをリターンする。See フレームの可視性を参照のこと。テキスト端末上のフレームは、実際に表示されるのが選択されたフレームだけだとしても常に可視であるとみなされる。
この関数はZオーダー(重なり)の順でEmacsのフレームのリストをリターンする(フレームのraise、lower、re-stackを参照)。オプション引数displayは調査するディスプレイを指定する。displayはフレームかディスプレイ名(文字列)であること。省略かnil
なら選択されたフレームのディスプレイを意味する。displayにEmacsフレームが含まれていなければnil
をリターンする。
フレームは最前面(最初)から最背面(最後)の順にリストされる。特別なケースとしてdisplayが非nil
で生きたフレームを指定する場合には、そのフレームの子フレームをZオーダー(重なり順)でリターンする。
この関数はテキスト端末では意味がない。
この関数により特定の端末上のすべてのフレームを任意の開始位置から簡単に巡回できる。これはframeの端末上のすべての生きたフレームのリストからframeの後のフレームをリターンする。引数frameは生きたフレームを指定しなければならず、デフォルトは選択されたフレーム。no-other-frame
パラメーター(フレームとの相互作用のためのパラメーターを参照)が非nil
であるようなフレームをリターンすることは決してない。
2つ目の引数minibufは、次フレームを決定する際にどのフレームを考慮するかを示す:
nil
ミニバッファーのみのフレームを除いたすべてのフレームを考慮する。
visible
可視フレームだけを考慮する。
可視フレームとアイコン化されたフレームだけを考慮する。
特定のウィンドウをミニバッファーウィンドウとして使用するフレームだけを考慮する。
すべてのフレームを考慮する。
next-frame
と同様だがすべてのフレームを逆方向に巡回する。
ウィンドウのサイクル順のnext-window
とprevious-window
も参照してください。
一部のLispプログラムでは与えられた条件を満たすために1つ以上のフレームが必要になります。この用途のために提供されている関数がfiltered-frame-list
です。
この関数はpredicateの指定を満足する生きたフレームのリストをリターンする。引数はフィルター条件にたいしてテストされるフレームを単一の引数として、そのフレームが条件を満たせば非nil
をリターンする関数でなければならない。