5.9 プロパティリスト

プロパティリスト(property list、短くはplist)は、ペアになった要素のリストです。各ペアはプロパティ名(通常はシンボル)とプロパティ値を対応づけます。以下はプロパティリストの例です:

(pine cones numbers (1 2 3) color "blue")

このプロパティリストはpineconesnumbers(1 2 3)color"blue"に関連づけます。プロパティ名とプロパティ値には任意のLispオブジェクトを指定できますが、通常プロパティ名は(この例のように)シンボルです。

いくつかのコンテキストでプロパティリストが使用されます。たとえば関数put-text-propertyはプロパティリストを引数にとり、文字列やバッファー内のテキストにたいして、テキストプロパティとテキストに適用するプロパティ値を指定します。テキストのプロパティを参照してください。

プロパティリストが頻繁に使用される他の例は、シンボルプロパティの保管です。すべてのシンボルはシンボルに関する様々な情報を記録するために、プロパティのリストを処理します。これらのプロパティはプロパティリストの形式で保管されます。シンボルのプロパティを参照してください。

Function: plistp object

この述語関数はobjectが有効なプロパティリストなら非nilをリターンする。

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