41.11 exit前の問い合わせ

Emacsがexitする際にはすべてのサブプロセスを終了します。プログラムを実行しているサブプロセスにはSIGHUPを送信して、接続は単にcloseされます。それらのサブプロセスはさまざまな処理を行っているかもしれないので、Emacsは通常ユーザーにたいしてそれらを終了しても大丈夫かどうか確認を求めます。各プロセスはquery(問い合わせ)のためのフラグをもち、これが非nilならEmacsはプロセスをkillしてexitする前に確認を行うべきであることを示します。queryフラグにたいするデフォルトはtで、これは問い合わせを行うことを意味しています。

Function: process-query-on-exit-flag process

これはprocessのqueryフラグをリターンする。

Function: set-process-query-on-exit-flag process flag

この関数はprocessのqueryフラグをflagにセットする。これはflagをリターンする。

以下はshellプロセス上で問い合わせを回避するためにset-process-query-on-exit-flagを使用する例:

(set-process-query-on-exit-flag (get-process "shell") nil)
     ⇒ nil
User Option: confirm-kill-processes

このユーザーオプションがt (デフォルト)にセットされていると、Emacsはexitに際してプロセスをkillする前に確認を求める。nilならEmacsは確認なしでプロセスをkillする(すべてのプロセスの問い合わせフラグを無視する)。

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