35.3 正規表現

正規表現(regular expression)、略してregexpは文字列の(もしかしたら無限の)セットを表すパターンのことです。regexpにたいするマッチの検索はとても強力な処理です。このセクションではregexpの記述方法、それ以降のセクションではそれらを検索する方法を示します。

正規表現を対話的に開発するためにM-x re-builderコマンドを使用できます。このコマンドは別のバッファーに即座に視覚的なフィードバックを表示することにより、正規表現を作成するための便利なインターフェースを提供します。regexp編集とともにターゲットとなるバッファーのすべてのマッチがハイライトされます。カッコで括られたregexpの部分式(sub-expression)は別のフェイスで表示され、非常に複雑なregexpを簡単に検証することが可能になります。

Emacsの検索はデフォルトではcase(大文字小文字)を区別しないことに注意してください(検索と大文字小文字を参照)。caseを区別したregexpの検索とマッチを有効にするには、区別したいコードの前後でcase-fold-searchnilをバインドしてください。

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