以下は各文字コードの表示にたいする慣習です(ディスプレイテーブルが存在しなければこれらの慣習をオーバーライドできる 。ディスプレーテーブル)を参照)。
tab-width
はタブストップごとのスペース数を制御する(以下参照)。
ctl-arrow
に応じて2つの方法のいずれかで表示される。この変数が非nil
(デフォルト)なら、たとえばDELにたいしては‘^?’のように、これらの文字は1つ目のグリフが‘^’
(‘^’のかわりに使用する文字をディスプレイテーブルで指定できる)のような2つのグリフのシーケンスとして表示される。
ctl-arrow
がnil
なら、これらの文字は8進エスケープとして表示される(以下参照)。
このルールはバッファー内に復帰文字(CR: carriage return、文字コード13)があればそれにも適用される。しかし復帰文字は通常はバッファーテキスト内には存在しない。これらは行末変換(end-of-line conversion)の一部として除去される(コーディングシステムの基本概念を参照)。
上記の表示慣習はたとえディスプレイテーブルがあっても、アクティブディスプレイテーブル内のエントリーがnil
であるようなすべての文字にたいして適用されます。したがってディスプレイテーブルのセットアップ時に指定が必要なのは表示において特別な振る舞いを望む文字だけです。
以下の変数はスクリーン上で特定の文字が表示される方法に影響します。これらはその文字が占める列数を変更するのでインデント関数にも影響を与えます。またモードラインが表示される方法にも影響があります。新たな値を使用してモードラインを強制的に再表示するには関数force-mode-line-update
を呼び出してください(モードラインのフォーマットを参照)。
このバッファーローカル変数はコントロール文字が表示される方法を制御する。非nil
なら‘^A’のようにカレットとその文字、nil
なら‘\001’のようにバックスラッシュと8進3桁のように8進エスケープとして表示される。
このバッファーローカル変数の値はEmacsバッファー内でのタブ文字表示で使用するタブストップ間のスペース数。値は列単位でデフォルトは8。この機能はコマンドtab-to-tab-stop
で使用されるユーザー設定可能なタブストップとは完全に無関係であることに注意。調整可能なタブストップを参照のこと。