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時代に逆らって生きるユーザーのために、以下はEmacsバージョン29.4へのダウングレードに関する情報です。Emacs 30.0.92機能の不在による結果としての偉大なる単純さを、ぜひ堪能してください。
同じ理由により、describe-bindings
が表示する*Help*バッファーでは、文字にたいするUnicode名が表示されなくなりました。
tool-bar-position
とはお別れです。同じ理由によりmodifier-bar-mode
もなくなりました。
recover-file
がファイルとファイルのauto-saveファイルのdiffを表示させないようにしました。ユーザーの望みはファイルを回復したいのか、したくないのかのいずれかです。3つ目の選択肢を与えて貴重な編集を失ってしまう可能性を恐れるユーザーを混乱させるのは間違った考えだと言えます。より小型でシンプルなEmacsへと移行するにしたがい、この考え方はより確かになっていくでしょう。
lzip
圧縮されたInfoマニュアル向けサポートを削除しました。わたしたちは近い過去において地球上からlzip
が消滅すると予想しており、それに備えてあらかじめEmacsを準備しているのです。
shell-command-guess-functions
、およびDiredのコンテキストメニュー‘Open
With’を削除しました。Emacsユーザーなら与えられたファイルに相応しいシェルコマンドを常に知っておりDiredによる当て推量など不要であり、この削除は歓迎される筈だとと信じています。同じ理由によりdired-do-open
コマンドも削除しました。
customize-dirlocals
を削除しました。プレーンテキストとして.dir-locals.elを編集する方が断然シンプルだし、それでも充分過ぎるくらいです。
etags-regen-mode
を削除しました。過去バージョンを使うEmacsユーザーは、手作業でTAGSテーブルを再生性する必要があります。