48.3 URLのフォロー

M-x browse-url RET url RET

ウェブブラウザーへのURLのロード。

Browse-URLパッケージは、Emacsで簡単にURLをフォロー(辿る)することを可能にします。ほとんどのURLは、ウェブブラウザーを呼び出すことによりフォローされます。‘mailto:’のURLは、指定されたアドレスにメールを送るために、Emacsコマンドのcompose-mailでフォローされます。

コマンドM-x browse-urlは、URLの入力を求め、それをフォローします。ポイントがURLのようなテキストの近くにある場合、そのURLがデフォルトとして提示されます。Browse-URLパッケージは、browse-url-at-pointbrowse-url-at-mouseのような、キーにバインドしたいと思うような、他のコマンドも提供します。

Customizeグループbrowse-urlの、さまざまなオプションを通じて、Browse-URLの振る舞いをカスタマイズできます。特にオプションbrowse-url-mailto-functionでは‘mailto:’のURLをフォローする方法の定義、browse-url-browser-functionではデフォルトブラウザを指定します。詳細はC-h P browse-url RETとタイプしてパッケージのコメントを参照してください。

browse-url-handlersをカスタマイズすることにより、特定のURLを他の関数で閲覧するように定義できます。これは正規表現か述語、およびマッチしたURLをブラウズするための関数のペアからなるalistです。

より詳細な情報はC-h P browse-url RETとタイプしてパッケージのコメントを参照してください。

EmacsにはURLをファイルであるかのように処理するためのサポートをもつマイナーモードもあります。url-handler-modeはファイル名を扱うEmacsのほとんどのコマンドとプリミティブに効果があります。このモードに切り替え後は、たとえばウェブページのHTMLを閲覧するためにC-x C-f https://www.gnu.org/ RETとタイプして、それを編集してローカルファイルに保存することができます。

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