Emacsが適切なサポートパッケージとともにコンパイルされている場合、Emacsのバッファーにブラウザーウィジェット(browser widgets)を表示できます。コマンドM-x xwidget-webkit-browse-urlは、ブラウザーウィジェットに表示するURLを尋ねます。通常はポイント位置、またはポイント位置の前にあるURLがデフォルトのURLになります。しかしアクティブなリージョン(マークとリージョンを参照してください)がある場合は、余分な空白文字を削除してから、そのリージョンからデフォルトのURLを取得します。コマンドはその後、指定されたURLを表示するめ込みブラウザー(embedded browser)をもつ、新しいバッファーを作成します。このパッファーはXwidget-WebKitモード(Imageモードと似ています。see イメージファイルのvisitを参照してください)で、ウィジェットのスクロール、サイズ変更、リロードを1-keyで行なうコマンドを提供します。キーバインドを確認するには、そのバッファーでC-h bとタイプしてください。
デフォルトではxwidgetのwebkitバッファー内部で自己挿入文字をタイプしても何も行われないか、あるいは何か特別なアクションがトリガーされます。これらの自己挿入文字やその他の一般的な編集キーが押されたらその文字が挿入されるようにするために、それらの文字をWebKit
xwidgetに渡すように再定義するxwidget-webkit-edit-mode
を有効にできます。
xwidget
webkitバッファー内部でeをタイプしてxwidget-webkit-edit-mode
を有効にすることもできます。
xwidget-webkit-isearch-mode
はインクリメンタル検索(インクリメンタル検索を参照)のように振る舞いますが、カレントバッファーではなくWebKit
widgetのコンテンツを処理するマイナーモードです。xwidget-webkitバッファーの内部ではC-sとC-rにバインドされています。C-rで呼び出されると初期の検索方向は逆向きに行われます。
任意の自己挿入文字列をタイプすることで、その文字がカレントけの問い合わせつき検索に挿入されます。WebKitウィジェットはC-sとタイプすれば次の検索結果、C-rなら前の検索結果を表示します。
インクリメンタル検索を終えるにはC-gをタイプしてください。
xwidget-webkit-browse-history
はカレントのWebKitバッファーが以前にロードしたページを含むバッファーを表示して、RETを押してそれらのページに移動するためのコマンドです。
このコマンドはHにバインドされています。
WebKitバッファー内部ではデフォルトではJavaScriptが有効ですが、あなたのオンライン活動の追跡にウェブサイトがよぅ使用するため望ましくないかもしれません。変数xwidget-webkit-disable-javascript
を非nil
値にカスタマイズすれば、WebKitバッファーのJavaScriptを無効にできます。この変数を変更したら、設定を有効にするためにすべてのWebKitバッファーをkillしなければなりません。