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18.19 イメージファイルのvisit

イメージファイルをvisitすることによりImageモードが選択されます。このメジャーモードではC-c C-c (image-toggle-display)とタイプすることにより、Emacsバッファーでファイルのイメージ表示とイメージの元となるテキスト(またはraw byte)表示を切り替えることができます。さらにC-c C-x (image-toggle-hex-display)とタイプすると、Emacsバッファー内でイメージとしてファイルを表示、または16進表記で表示を切り替えることができます。ファイルのイメージ表示は、Emacsがそのようなイメージの表示をサポートするようにコンパイルされているときだけ機能します。

イメージを表示するウィンドウよりイメージの幅または高さが大きければ、通常のポイント移動キー(C-fC-p、...)によりイメージの他の部分が表示されます。しかしデフォルトではイメージはウィンドウにフィットするように自動的にリサイズされるので、これはオプションimage-auto-resizeimage-auto-resizeを使用してデフォルトの挙動をカスタマイズしている場合だけ必要になります。

手動でイメージをリサイズするには、イメージをウィンドウの幅と高さにフィットさせる、s bにバインドさているコマンドimage-transform-fit-bothを使用できます。スケール因子(scale factor)を指定してイメージをスケールするには、s sにバインドされたコマンドimage-transform-set-scaleを使用します。すべての変換を初期状態にリセットするには、s 0にバイドされたimage-transform-resetを使用してください。

n (image-next-file)およびp (image-previous-file)を押下することにより、同一ディレクトリー内の次または前のイメージをvisitできます。これらのコマンドは次/前のイメージファイルがどれかを判断するために、“親”となるDiredバッファーを調べます。これらのコマンドはアーカイブファイルからのファイルオープン時にも機能し、その場合にはかわりにarchiveモードのバッファーを調べます。archiveバッファーやdiredの“親”バッファーが見つからなければ、Diredバッファーがオープンします。

イメージの閲覧時に、後で処理するために(たとえば別の場所へコピーするために一群のイメージを選択したいとき)ファイルをマークできると便利なことがあります。m (image-mode-mark-file)コマンドは、カレントファイルのディレクトリーを表示中のすべてのDiredバッファーのカレントファイルをマークします。そのようなバッファーがオープンされていなければ、新たなバッファーにディレクトリーがオープンされます。ファイルのマークをオフにするにはコマンドu (image-mode-mark-file)を使用します。最後にカレントバッファーのファイル名だけをkillリングにコピーしたければ、コマンドw (image-mode-copy-file-name-as-kill)を使用できます。

アニメーションが可能なイメージの場合、コマンドRET (image-toggle-animation)で、アニメーションの開始と停止ができます。オプションimage-animate-loopが非nilでなければ、アニメーションの再生は1回です。f (image-next-frame)とb (image-previous-frame)により、アニメーションの各フレームを切り替えることができます。これらのコマンドは数引数を指定することにより、指定した数の分だけ先のフレームを表示できます。F (image-goto-frame)により、特定のフレームを指定することができます。フレームは1からインデックスがつきます。a + (image-increase-speed)とタイプすると、アニメーションのスピードが早くなり、a - (image-decrease-speed)で遅くなります。またa r (image-reverse-speed)で逆再生されます。コマンドa 0 (image-reset-speed)は、スピードを元の値にリセットします。

EmacsがImageMagickのサポートつきでコンパイルされている場合、さまざまなイメージを描画するのに、ImageMagickを使うことができます。変数imagemagick-enabled-typesは、EmacsがImageMagickを使って描画できるイメージの種類のリストです。リストの各要素は、ImageMagick内部でのイメージ種類にたいする名前で、シンボルまたは等価な文字列で指定します(たとえばBMP.bmpイメージです)。利用可能なイメージの種類にたいしてImageMagickを有効にするには、imagemagick-enabled-typestに変更します。変数imagemagick-types-inhibitは、変数imagemagick-enabled-typesの値にかかわらずmImageMagickを使わずに描画するイメージ種類のリストです(リストのデフォルトにはCおよびHTMLなどが含まれ、これらはImageMagickはイメージとして描画できるが、Emacsはイメージとして描画しないものです)。ImageMagickを完全に無効にするには、imagemagick-types-inhibittに変更してください。

要求されるイメージフォーマットにたいするネイティブサポートをEmacsがもたず、かつimage-use-external-converterが非nilなら、Emacsは表示の前に要求されるイメージをPNGに変換するために使用可能な外部ユーティリティーの存在有無の判定を試みます。このイメージ変換には現在のところGraphicsMagick、ImageMagick、ffmpegがサポートされています。

Image-Diredパッケージはイメージをサムネールとして表示するのにも使用されます。Image-Diredを参照してください。

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