引数を入力する助けとなる、補完(completion)という機能が使えるときがあります。これは引数の一部を入力すると、それまでに何を入力したかにもとづいて、Emacsが残りあるいは残りの一部を補完してくれることを意味します。
補完が利用可能なとき、特定のキー(通常はTAB、RET、SPC)が、ミニバッファーの特別な補完コマンド(補完コマンドを参照してください)にリバインドされています。これらのコマンドは、ミニバッファーのテキストを完了させようと試みます。これは引数を要求したコマンドが提供する、補完候補(completion alternatives)にもとづいています。通常?を入力すると、補完候補のリストを見ることができます。
補完は通常ミニバッファー内で行われますが、通常のバッファーないでもこの機能を利用可能なときがあります。シンボル名の補完を参照してください。