標準のFortran
77では、72列目以降は無視されます。ほとんどのコンパイラーはこれを変更するオプションを提供します(たとえばgfortranの‘-ffixed-line-length-N’)。変数fortran-line-length
をカスタマイズすることにより、Fortranモードでの行の長さを変更できます。このポイント以降はコメントにfont-lockされます(ただし文字列内の場合は除きます。fortran-line-length
を超える文字列は、font-lockを混乱させるでしょう)。
カレント行の上に、列目盛(column ruler)を一時的に表示します。
fortran-line-length
列の幅になるように、カレントウィンドウを水平に分割します(fortran-window-create-momentarily
)。これは、Fortranコンパイラーにより課せられた制限を超えないようにする助けになるでしょう。
(fortran-window-create
)列の幅になるように、カレントウィンドウを水平に分割します。その後は編集を続行できます。
列fortran-line-length
以上のすべてのテキストを削除します。
コマンドC-c C-r
(fortran-column-ruler
)は、カレント行の上に列目盛を一時的に表示します。列目盛は2行のテキストで、Fortranプログラムにおいて特別な意味をもつ列の位置を表示します。角カッコ(square
brackets)は行番号の範囲を示し、中カッコ(curly brackets)は命令文本体の範囲を示します。列番号がその上に表示されます。
GNU
Emacsで常にそうであるように、列番号は0からカウントされることに注意してください(ただしFcolumn-number-indicator-zero-based
oをカスタマイズして、rtranにマッチするよう列表示を変更することができる)。
モードラインのオプションを参照されたい)
結果として、この番号はあなたが親しんでいる番号より1小さくなるかもしれません。しかしこの行で示される位置は、Fortranの標準です。
列目盛を表示するのに使用されるテキストは、変数indent-tabs-mode
の値に依存します。indent-tabs-mode
がnil
の場合、変数fortran-column-ruler-fixed
の値が列目盛として使用されます。それ以外は、変数fortran-column-ruler-tab
の値が表示されます。これらの値を変更することにより、表示される列目盛を変更できます。
C-c C-w
(fortran-window-create-momentarily
)で、一時的にカレントウィンドウを水平方向に分割して、ウィンドウの幅をfortran-line-length
列にすることにより、長くなりすぎた行を見つけることができます。スペースをタイプすると元の幅に戻ります。
適切な位置でウィンドウを水平方向に分割して、編集を継続することもできます。これを行うには、C-u C-c C-w (M-x
fortran-window-create
)を使用します。このウィンドウで編集することより、Fortranでの正しい長さを超える行をすぐに見つけることができます。
コマンドM-x
fortran-strip-sequence-nosは、カレントバッファーのすべての行にたいして、列fortran-line-length
以上のテキストすべてを削除します。これは古いシーケンス番号を削除する一番簡単な方法です。