Emacsは通常、バージョンコントロールにより保守されるソースファイルのバックアップファイルを保存しません。バージョンコントロールを使用したファイルにもバックアップファイルを作成したいときは、変数vc-make-backup-files
に非nil
値をセットしてください。
そのファイルがバージョンコントロールされていると知らずに、シンボリックリンクを通じてバージョンコントロールされたファイルを編集すると、予期せぬ結果を招くことがあります。変数vc-follow-symlinks
は、バージョンコントロールされたファイルを指すシンボリックリンクをvisitしようと試みたときの、Emacsの振る舞いを制御します。値がask
(デフォルト)の場合、Emacsは確認を求めます。値がnil
の場合、Emacsは警告メッセージを表示するだけです。値がt
の場合、Emacsは自動的にリンクをたどって、かわりに実際のファイルをvisitします。
vc-suppress-confirm
が非nil
の場合、C-x v vおよびC-x v
iは確認を求めずにカレントバッファーを保存し、C-x v uも確認を求めず処理を行います。
VCモードは多くの処理を、バージョンコントロールシステムにたいする適切なシェルコマンドを実行することにより行います。vc-command-messages
が非nil
の場合、VCはそれが実行するシェルコマンドを示すメッセージと、コマンドが終了したときの追加のメッセージを表示します。