Hideshowモードは、バッファーローカルなマイナーモードで、ブロックと呼ばれるプログラムの一部を、選択的に表示させることができます。このマイナーモードに切り替えるには、M-x hs-minor-modeとタイプします(マイナーモードを参照してください)。
ブロックを非表示にするためにHideshowモードを使用したとき、そのブロックはスクリーンに表示されなくなり、かわりに省略記号(3つのピリオド)に置き換えられます。何をブロックと定めるかは、メジャーモードに依存します。Cモード、および関連するモードでは、ブロックは大カッコ(braces)で区切られ、Lispモードでは丸カッコ(parentheses)で区切られます。複数行のコメントもブロックとみなされます。
Hideshowモードは以下のコマンドを提供します:
カレントブロックを隠します(hs-hide-block)。
カレントブロックを表示します(hs-show-block)。
カレントブロックを表示、または非表示にします(hs-toggle-hiding)。
トップレベルのすべてのブロックを隠します(hs-hide-all)。
バッファーのすべてのブロックを表示します(hs-show-all)。
現在のブロックの、nレベル下のすべてのブロックを隠します(hs-hide-level)。
以下の変数はHideshowモードをカスタマイズするのに使用されます:
hs-hide-comments-when-hiding-all非nilの場合、C-c @ C-M-h (hs-hide-all)はコメントも隠します。
hs-isearch-openこの変数は、インクリメンタル検索でマッチするテキストが隠されたブロックにあるとき、それを表示すべき条件を指定します。変数の値は、code(コードブロックだけを表示)、comment(コメントだけを表示)、t(コードブロックとコメントの両方を表示)、nil(どちらも表示しない)のいずれかです。デフォルト値はcodeです。