キーシーケンスに関する情報を得るためのヘルプコマンドは、C-h c
(describe-key-briefly
)とC-h k (describe-key
)です。
C-h c keyは、keyにバインドされているコマンドの名前を、エコーエリアに表示します。たとえばC-h c C-fは、‘forward-char’と表示します。
C-h k keyも同様ですが、さらに多くの情報が得られます。これはコマンドが何をするかが正確に説明する、ドキュメント文字列(documentation string)を含むヘルプバッファーを表示します。
C-h K keyは、keyに対応するコマンドが説明されている、Emacsマニュアルのセクションを表示します。
C-h c、C-h k、C-h Kはファンクションキー、メニュー、マウスイベント(ただしC-h cはマウス移動イベントを無視する)を含む、任意のキーシーケンスにたいして動作します。たとえばC-h kの後で、メニューバーからメニューアイテムを選択すれば、それにより実行されるコマンドのドキュメントが表示されます。
C-h w command
RETは、commandがバインドされているキーをリストします。リストはエコーエリアに表示されます。コマンドがキーにバインドされていないとき、それはM-xを使って実行しなければならないことを意味します。C-h
wはコマンドwhere-is
を実行します。
Emacsでは何らかのアクションを起こすクリック可能な種々のボタン(Buttons in The Emacs Lisp
Reference Manualを参照)やウィジェット(Introduction in Emacs
Widgetsを参照)を使用するモードがあります。これらのボタンによって何の関数が最終的に呼び出されるかを調べるために、Emacsはbutton-describe
コマンド
(ボタン上にポイントを置いて実行する必要がある)を提供します。
M-x which-keyはキーマップを探す手助けをするグローバルなマイナーモードです。このモードはカレントで入力中の完了していないコマンド(つまりプレフィクス)の後に続くキーバインディングを表示します。