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21.2 既存のバッファーを一覧する

C-x C-b

既存のバッファーをリストします(list-buffers)。

既存のバッファーのリストを表示するには、C-x C-bとタイプします。これにより、*Buffer List*という名前のバッファーにバッファーメニューがポップアップします。リストの各行にはバッファー名、サイズ、メジャーモード、visitしているファイルが表示されます。バッファーは、カレントだった順でリストされます。したがって、一番最近カレントだったバッファーが先頭に表示されます。このセクションでは、バッファーリストが表示される方法と、リスト内に示されるさまざまなものの解釈の仕方について説明します。*Buffer List*バッファーの特別なモードと、利用可能なコマンドについては、複数バッファーにたいする操作を参照してください。

行の最初のフィールドの‘.’は、そのバッファーがカレントであることを示します。‘%’は読み取り専用バッファーであることを示します。‘*’はそのバッファーが変更されていることを示します。いくつかのバッファーが変更されていて、それらを保存するべきだと思ったときは、C-x s (ファイルを保存するコマンドを参照してください)で保存します。以下はバッファーリストの例です:

CRM Buffer                Size  Mode              File
. * .emacs                3294  ELisp/l           ~/.emacs
 %  *Help*                 101  Help
    search.c             86055  C                 ~/cvs/emacs/src/search.c
 %  src                  20959  Dired by name     ~/cvs/emacs/src/
  * *mail*                  42  Mail
 %  HELLO                 1607  Fundamental       ~/cvs/emacs/etc/HELLO
 %  NEWS                481184  Outline           ~/cvs/emacs/etc/NEWS
    *scratch*              191  Lisp Interaction
  * *Messages*            1554  Messages

この例でバッファー*Help*は、ヘルプを要求されたことにより作成されます(ヘルプを参照してください)。これはファイルをvisitしていません。バッファーsrcは、ディレクトリー~/cvs/emacs/src/にたいして、Diredが作成したバッファーです。ファイルをvisitしているバッファーだけを一覧するには、C-u C-x C-bのように、コマンドにプレフィクス引数を与えます。

list-buffersは、デフォルトでは名前がスペースで始まるバッファーを省略します(そのバッファーがファイルをvisitしていない限り)。これらのバッファーは、Emacsにより内部的に使用されます(がIコマンドで取り消せる; 複数バッファーにたいする操作を参照)。

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