既存のバッファーをリストします(list-buffers
)。
既存のバッファーのリストを表示するには、C-x C-bとタイプします。これにより、*Buffer List*という名前のバッファーにバッファーメニューがポップアップします。リストの各行にはバッファー名、サイズ、メジャーモード、visitしているファイルが表示されます。バッファーは、カレントだった順でリストされます。したがって、一番最近カレントだったバッファーが先頭に表示されます。このセクションでは、バッファーリストが表示される方法と、リスト内に示されるさまざまなものの解釈の仕方について説明します。*Buffer List*バッファーの特別なモードと、利用可能なコマンドについては、複数バッファーにたいする操作を参照してください。
行の最初のフィールドの‘.’は、そのバッファーがカレントであることを示します。‘%’は読み取り専用バッファーであることを示します。‘*’はそのバッファーが変更されていることを示します。いくつかのバッファーが変更されていて、それらを保存するべきだと思ったときは、C-x s (ファイルを保存するコマンドを参照してください)で保存します。以下はバッファーリストの例です:
CRM Buffer Size Mode File . * .emacs 3294 ELisp/l ~/.emacs % *Help* 101 Help search.c 86055 C ~/cvs/emacs/src/search.c % src 20959 Dired by name ~/cvs/emacs/src/ * *mail* 42 Mail % HELLO 1607 Fundamental ~/cvs/emacs/etc/HELLO % NEWS 481184 Outline ~/cvs/emacs/etc/NEWS *scratch* 191 Lisp Interaction * *Messages* 1554 Messages
この例でバッファー*Help*は、ヘルプを要求されたことにより作成されます(ヘルプを参照してください)。これはファイルをvisitしていません。バッファーsrc
は、ディレクトリー~/cvs/emacs/src/にたいして、Diredが作成したバッファーです。ファイルをvisitしているバッファーだけを一覧するには、C-u
C-x C-bのように、コマンドにプレフィクス引数を与えます。
list-buffers
は、デフォルトでは名前がスペースで始まるバッファーを省略します(そのバッファーがファイルをvisitしていない限り)。これらのバッファーは、Emacsにより内部的に使用されます(がIコマンドで取り消せる;
複数バッファーにたいする操作を参照)。