Pictureモードは、quarter-planeモデルに適合する方法で、テキストの矩形部分に作用するコマンドを定義します。標準の矩形領域コマンドも便利でしょう 矩形領域(Rectangles)を参照してください。
矩形領域をスペースでクリアーします(picture-clear-rectangle
)。プレフィクス引数を指定した場合、テキストを削除します。
同様ですが、最初にレジスターrに矩形領域の内容を保存します(picture-clear-rectangle-to-register
)。
レジスターを参照してください。
ポイント位置を左上隅として、最後にkillされた矩形領域をバッファーに上書きコピーします。引数を指定した場合は、上書きではなく挿入します。
同様ですが、レジスターrの矩形領域を使用します(picture-yank-rectangle-from-register
)。
ピクチャー矩形領域コマンドのC-c C-k (picture-clear-rectangle
)とC-c C-w
(picture-clear-rectangle-to-register
)が、標準の矩形領域コマンドと異なる点は、通常は矩形領域を削除するかわりにクリアーすることです。これはPictureモードでC-dが変更された方法と類似しています。
しかしPictureモードで矩形領域を削除するのが便利なときもあるかもしれないので、これらのコマンドは数引数を与えたときは矩形領域を削除します。数引数の指定の有無に関わらず、C-c C-kはC-c C-yのために矩形領域を保存します。
矩形領域をyankするPictureモードのコマンドは、挿入ではなく上書きするという点で、標準の矩形領域コマンドと異なります。これはPictureモードでのテキストの挿入方法が他のモードと異なるのと同じです。C-c
C-y (picture-yank-rectangle
)は、一番最近killされた矩形領域を(上書きにより)挿入し、C-c
C-x
(picture-yank-rectangle-from-register
)は、指定されたレジスターの矩形領域で同様のことを行ないます。