サマリー(summary)は、Rmailファイルのメールを概観するために、メッセージごとに1つの行を含むバッファーです。各行にはメッセージ番号、日付、送信者、行数、ラベル、subjectが表示されます。サマリーバッファーでポイントを移動することにより、そのサマリー行のメッセージを選択することができます。ほとんどのRmailコマンドはサマリーバッファーでも有効です。それらのコマンドを使うと、サマリーのカレント行に記述されているメッセージに適用されます。
サマリーバッファーは、1つのRmailファイルだけに適用されます。複数のRmailファイルを編集している場合、それぞれが自身のサマリーバッファーをもつことができます。サマリーバッファーの名前は、Rmailバッファーの名前に‘-summary’を追加して作成されます。通常は1度に1つだけのサマリーバッファーが表示されます。