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2.1 オペレーティングシステムのインストール

デフォルトで使用する言語は、すでにオペレーティングシステムのインストールの時点で決定されている場合があります。オペレーティングシステムがインストールされるときは通常、インストーラーがインストール中に使用する言語とは別に、インストールされるシステムで使用する言語を尋ねます。言語を1度しか尋ねないOSインストーラーもあります。

これにより、すべてのユーザーにたいする、システム全体でのデフォルト言語が決定されます。追加の言語としてデフォルト言語以外のローカリゼーションを指定できるインストーラーもあります。たとえばKDE(K Desktop Environment)のローカリゼーションやOpenOffice.orgは、言語ごとにインストールできるパッケージが個別にバンドルされています。

これはマシンの使用目的を考える、よい機会です。個人的に使用するマシンの場合、追加のローカリゼーションはおそらく必要ありません。国際的なつながりをもつ組織や企業で使用するマシンの場合、ゲストユーザーのことも考えられます。海外から1週間程度の予定でゲストを迎える場合、彼のお好みのlocaleは何でしょうか? そのコストがディスクスペースを少し余分に消費するだけならば、あらかじめ追加のローカリゼーションをインストールする価値があるかもしれません。

システム全体のデフォルト言語は、新しいアカウントを作成するときのlocale設定で使用されます。しかしユーザーは同じマシンの他のユーザーとは異なる、自分自身のlocale設定を持つことができます。次のセクションで説明するようにユーザーは通常、最初のログイン後に自分のlocaleを指定することができます。